バイカー

土曜日、そば風太に多くの常連のお客様が来てくださいました。
4月5月、自粛で世界中が沈んだ日々、まだまだ先はわからないけれど少しだけ戻ってきたのかな。
その中のお一人。最長老ライダーTさん。80歳を超えていらっしゃいますが、いまも若いものを引っ張ってガンガン走られます。ヘルメットを取らなければ30代にみえます。見習いたいおじ様です。
沈んでいないで頑張ろっと。

名古屋 稲本

先日、20年前の祇園のお茶屋一力の事を書きました。こんどは13年ほど前に行った名古屋大門にあった料亭稲本。その後どうなっているのかなと調べてみたらもう取り壊され無くなったようです。名古屋市都市景観重要建築物のはず。なぜ?
稲本は1923年に建てられた豪華な元遊郭。名前は稲本楼。
売春防止法で営業できなくなったあとは料亭稲本として営業。稲本で食事した何年か後に行ったら遊郭の建物そのままで老人福祉施設になっていてビックリしま した。残念ながら遊郭の時は知りません。料亭の時に食事に行きました。2階には色んな趣味の人のための色んな趣向の部屋が取り揃えてあるようでした。そこ は外だけで中は見せてもらえませんでした。
一階の普通の部屋での食事でした。部屋のしつらえは立派なものでした。保存されるものだと思っていましたが取り壊しとは残念。すぐ近くにもう一軒立派な元遊郭がありましたがそれも取り壊したようです。
暗い歴史は消すということかな。
まあ建物の所有者の意向もあるでしょうし安易に非難はできません。
大正から昭和の歴史がまた一つ消えました。面白い空間を直接味わえ良かった。

蛍観賞

連日の蛍観賞。
釣りの仲間で釣り師匠ご夫妻と一緒。涼しい風を受け、蛍を眺めながらだらだら世間話。もう付き合い出して31年になり若いと思っていた師匠も60歳(師匠ですが年下です)。
お互い老けたものです。

ホタル

もう何年も前に描いた絵です。

蛍観察に行ったら、川の対岸に鹿が立っていました。私を見ていたのか蛍を見ていたのか分かりませんが妙な一体感がありました。
そんな時の気分を森の住人を交えて描きました。

ハンモック

2年連続、植えたそばや芋を防御をしているのに鹿に全部食べられてしまい、やる気の無くなった畑、そして雑草が繁茂している。しかし地主との約束の草刈 り。本当はフーが草刈り部隊としてせっせと雑草を食べるはずだったのに、フーだけ畑に置いてくると、この世の終わりのような叫び声。それに負けて私が草を 刈ってヤギに与えることになった。私が畑にいればもぐもぐと草を食んでいる。今日はフーの本来の仕事として少し働いた。
ただ草刈りをするのはつまらないから、大きな栗の木にハンモックを吊るした。草刈りの休憩にハンモックで横になるとなかなかいい気分。草刈りが遊びに変わる。

アザミの花

散歩道のあちらこちらにアザミが咲いています。花から紫の細い棒がでているものと出ていないものがあります。花の大きさと関係なくあります。なぜなんだろ うと調べてみました。そしたら虫が花に止まるとその刺激でおしべが伸び、先に花粉を付けるようなのです。凄い構造です。花は虫の力を借りて受粉して子孫を 残し、虫は花の蜜をもらって子育てします。共存共栄ですね。いまさらながらビックリ!

龍笛

笛の師匠、岡さんが笛を持ってお蕎麦を食べにきてくださいました。
篠笛も龍笛も能管も尺八もインディアンフルートもインドの横笛バンスリーも吹かれます。悔しいほどうまい。師匠が龍笛を吹く唇の形、息の強さ、歌口に息を当てる角度、指の動きを真剣に見つめます。
これまでの人生、これほどおじさまを見つめたことは後にも先にもありません。おかげでいままでまったく出なかった音が出るようになりました。たった一音ですが、大きな進歩です。まだ安定はしていませんが安定さえすれば前に進めます。
そして映画「陰陽師」で博雅が吹いていた龍笛の曲を吹いてみたい。
でも、いったいいつになるのだろう。

テン

先日車の前を可愛い動物が横切りました。「テン」です。
数年に一度くらいしか遭遇しません。
一度は庭を横切りました。
こんなにカワイイからちょくちょく出てきて欲しい。
すぐ消えてしまうから写真は撮れませんでした。ネットからいただきました。

過去のヘンテコ自慢ばなし

もう20年ほど前のことですが、着物を着てどこへでも行くという時期がありました。専門学校の講師も着物、旅行に行くのも着物、海外のコンサートにも着物 で行きました。そんなことしていたら「男の着物」という本のイラストを描きませんかという仕事が舞い込んできて、無事に終わり、打ち上げを京都祇園の老舗 お茶屋「一力」でしませんかという目玉が飛び出そうな話が起きました。喜んで参加して、舞妓.芸妓が6人、三味線が2人、それに歌舞伎役者の方ともご一緒 できました。これがお茶屋遊びというものなのねと貴重な体験ができました。一力には大石蔵之介始め四十七士が祀ってありました。凄い所に行けたものです。 着物のおかげです。
後にも先にも、もうそんな話はありません。過去の自慢ばなしをするのは年寄りの専売特許です。ゴメン。
それにしても歌舞伎役者さんの立ち振る舞いは美しかった。