タルトタタン

蕎麦屋だけど、今年もリンゴのケーキ、タルトタタンを作り始めました。新そばはいつからですかと同じくらいタルトタタンはいつからですかと問い合わせがあります。
自分で言うのもなんですが、旨いです。

新蕎麦

展覧会という絵を描くものにとってのお祭りが終わり、今日は蕎麦屋。
それも新蕎麦。玄ソバを石臼でゴリゴリ引きます。新そばの香りが広がります。絵を描くのも楽しいけれど、石臼でゴリゴリと粉を作るのもこれまたなかなか楽しい。新そば独自の淡い緑色のそばができました。

ギャラリー喫茶蕎麦屋開店

今日はギャラリー喫茶でなんと蕎麦屋開店。
常連さん達に鮎の塩焼きと蕎麦を提供。
厨房で鮎を焼くとさすがにギャラリーが居酒屋の匂いになるので外で焼く。そして新蕎麦。皆さん喜んでくれました
ギャラリー喫茶のオーナーがギャラリー蕎麦屋を毎年やりましょうと言っていました。どうしましょう?

 

本枯節の出汁(ダシ)

蕎麦の進化に伴い、そばつゆも進化しました。
本枯節を使い出汁(ダシ)をドドーンとグレードアップさせました。
いままでもカツオ節の厚削りを中心に使っていました。ただ荒節といわれる一般的な鰹節でした。
今年からは荒節にカビを付けて水分を取った、料亭などで多く使われている本枯節にしました。
荒節と本枯節では値段が大きく違います。当然とれる出汁が違います。
出汁だけで飲んでしまいたくなるほどのスッキリしたおいしい出汁です。
本枯節だけでは少々スッキリするものですからこれにさば節なども加えてコクのようなものをだします。
また出汁とカエシ(醤油などで作るツユのベース)の割合がツユの味に大きく関係します。
細かい調整で味を整えます。

ああでもないこうでもないと工夫しながら蕎麦を作っていきます。
たかが蕎麦ですがされど蕎麦で楽しい工夫の日々は続きます。

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蕎麦の進化

春が来ると蕎麦屋を始めて丸4年になります。
当初は製粉所から粉を仕入れて打っていました。
翌年からは自分で育てた蕎麦を石臼で挽いてブレンドしていました。
その後、粉のブレンド具合や挽く粉の粗さなどを試行錯誤しながらやっていました。
どの方向に向かうのかを自分自身もよくわからず、むやみにやっていましたが、だんだん方向も明確に見えるようになってきました。
粗挽きが多く混ざって、透明感のある蕎麦です。
その蕎麦ですと、香りも食感も私自身が満足できるものになります。
ただこれですとほとんどの粉を自分で製粉しないとできません。
それも手挽きの石臼でないといけません。
手間がかかりますがこれからはこんな蕎麦で進めます。

手間のかかる困ったやつですが、蕎麦ができるとニコニコしてしまいます。
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花畑

絵を描いたり、畑仕事したり、魚釣りしたり、陶芸やったり、蕎麦屋をやったりと経済活動のような遊びのようなことを日々やっています。
蕎麦を植えるために100坪の畑を借りたら草刈りをしてくださいと300坪の荒地が付いてきたことを以前書ました。
正確には木の生えている部分もいれると400坪はあります。
とても全てを畑にして管理は出来ませんので、半分くらいは花畑にしようと思っています。
さっそく近所で増えすぎていらなくなったコスモスやキバナコスモスをもらってきて移植しました。
植えて10日ほどしか経っていませんがキバナコスモスは花をつけました。
こうして花が咲いて種が落ちて、来年又花が咲いて、楽しめるという一石二鳥で畑管理ができるというわけです。

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そばの味

そばの味や香りや食感を求めていくことはとても面白いです。
少し違ったことをすればハッキリ味に現れます。

そば粉のひき方を変えてみる(粗い、細かい)。
そば粉の産地を替えてみる。
粗い、細かいをブレンドしてみる。
そば粉のつなぎ方を変えてみる(水、お湯、小麦粉の種類)。
そばの伸ばし方を変えてみる(厚い薄い)。
そばの切り方を変えてみる(太い、細い)。
茹で時間を変えてみる。

それにそばつゆ。
これも醤油の組み合わせ、ダシの組み合わせ。
どこに出口があるのだろうかと思うような複雑さです。

あんな事こんな事をああでもないこうでもないと試してみます。
お店を始めて三年過ぎたのに今も試行錯誤です。
それでも少しずつですが自分の好みもはっきりとしてきます。
今回、粗挽き粉を多く混ぜることにしました。
それに蕎麦のつなぎ方も変えました。
それに伴い茹で時間も変えました。
お客様には自分の試行錯誤に付き合わせてしまいます。
絵も変わるし、趣味も変わるし、味も変わっていきます。
これも時の流れとして許してください。

自分で育てた蕎麦を自分で目立てした石臼で挽いて、自分の好みに打って、切って、茹でて、粘土をこねて、自分で焼いた蕎麦猪口で食べる。
なんだかうれしいな。
 
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大きな栗の木の下で

畑に戻している敷地の山側に大きな栗の木が3本生えています。
秋になったら栗を収穫して栗きんとんにする予定です。
その大きな栗の木にロープを縛りハンモックを吊すことにしました。
ハンモックは10年ほど前に半完成品を購入し、網の部分を自分で編んで完成させた物です。
木でハンモックハンガーを自作し居間に置いていたのですがあまりに大きく邪魔で撤去したままになっていました。
やっと陽の目をみることができました。
本来の使い方でとっても気持ちよく、畑仕事の休憩に最高です。
「大きな栗の木の下で」と口ずさんでしまいます。

地主や近所の承諾ももらい、栗の木の回りに柵を作りヤギを放す計画も進みそうです。

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畑作り

今までもそば用に80坪ほどの畑を借りていましたが、去年新たに100坪の畑を借りました。
100坪借りるために隣の300坪の草刈りをしてくださいというのが条件でした。
ですから草刈りだけはしていました。
草刈りだけでなく使いたければ自由に使っていいともいわれていました。
そんな中で草刈り要員としてヤギが欲しいとか思っていました。
ところが最近仲良しになった近所のアメリカ人が畑を探しているというではありませんか。
早速その300坪の内の200坪くらい使わないかと提案しました。
そしたら「やります」ということになりました。
研究熱心な人で、畑作りのことも詳しく、逆にいろいろ教えてもらっています。
最初に借りた80+100坪だけではなく新たに100坪の畑も管理することになりました。
ただ新たな畑で作物を育てるつもりはなく、花畑にしようと思っています。
出来ればフジバカマを植えてチョウのアサギマダラを呼びたいなあなどと妄想しています。
アメリカ人はヤギも飼ってチーズを作りたいといってます。
ただ20年以上放棄された土地を畑に戻すのは並大抵ではありません。
でもやる覚悟です。
まあ身長2mの巨漢と一緒に畑作りが始まりました。

畑の一部にもうサツマイモは植えています。順調に生育しています。冬になったら焼き芋や干し芋にするつもりです。
出来るだけ農薬も化学肥料も使わないで色々なものを作りたいと思っています。
しかしオーガニックやスローライフといった言葉は耳ざわりはいいのですが、いざやるとなったら大変な手間がかかり少しもスローではないですね。

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そば風太の3回目の誕生日

今日はそば風太の3回目の誕生日です。

週の三日で昼だけというワガママなそば屋ですが3年経過しました。
自分で出来ることはすべて自分でやりたいという思いで始めた店です。
ふすまに絵を描きました。テーブルは自作しました。椅子は足を切って調節しました。のれんは自分で染めました。
箸置きは石を拾ってきて絵を描きました。
蕎麦も自分で育てて、自分で挽いています。
そして当初から思っていた蕎麦猪口は自分で作ったものを使いたいという思いも5月から実現しました。

お客様が「風の会」なるものを作って下さり定期的に集まり手作りを楽しむ場所にもなりました(妻が中心)。
ユニークなお客様が沢山登場されて商売って面白いと思う日々です。

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