蕎麦の進化に伴い、そばつゆも進化しました。
本枯節を使い出汁(ダシ)をドドーンとグレードアップさせました。
いままでもカツオ節の厚削りを中心に使っていました。ただ荒節といわれる一般的な鰹節でした。
今年からは荒節にカビを付けて水分を取った、料亭などで多く使われている本枯節にしました。
荒節と本枯節では値段が大きく違います。当然とれる出汁が違います。
出汁だけで飲んでしまいたくなるほどのスッキリしたおいしい出汁です。
本枯節だけでは少々スッキリするものですからこれにさば節なども加えてコクのようなものをだします。
また出汁とカエシ(醤油などで作るツユのベース)の割合がツユの味に大きく関係します。
細かい調整で味を整えます。
ああでもないこうでもないと工夫しながら蕎麦を作っていきます。
たかが蕎麦ですがされど蕎麦で楽しい工夫の日々は続きます。