蕎麦屋を開店して丸4年が過ぎました。
4年経って、私がごそごそ染めたのれんもすっかり色があせてしまいました。
それを見つけた、表装仲間で十歳年上のおじさんが、「俺が作ってきてやるよ」と軽くいって一週間後作って持ってきてくれました。
今度はしっかりした藍の生地から抜染で文字を抜いたものです。
おじさんの行為を無にしないように蕎麦屋を頑張って続けます。
このところお店で出すお茶は私がフライパンで蕎麦の実を煎っていれた、そば茶です。
そしてお茶を出した残りの蕎麦の実に出汁をいれて煮て、粥を作ります。
その粥に蕎麦つゆを少々たらして食べると素朴な味だけれど、これがなかなか上手いのです。
メニューに入れるわけではありませんが今日のお客様にはサービスでお出ししました。
なかなか評判よかったです。
料理って面白い。