スポーツジムに通い出した10年程前、せっせと筋トレ、有酸素運動、ストレッチをやっている80歳ぐらいのカッコいいおじ様がいました。そのおじ様ストレッチの最後にいつも股割りをしていました。衝撃を受けました。私も股割りやってみたいと、ジムだけではなく家でも毎日1〜2時間ほどストレッチしました。ストレッチで身体中筋肉痛になりました。前屈で手の先が床に着かなかったのに一年後股割りが出来るようになりました。超うれしかった。
その方、鈴木弘さんといって、ヘルシンキオリンピック(1952年)水泳自由型で銀メダルを2個も取った凄い人でした。
当時のことを色々話してくれました。面白かったなあ。
その鈴木さんが杉浦さんはいいなあとしきりに言ってくれました。「私のピークはメダルを獲った20歳でその後は落ちるばかりでした」と嘆くのです。
杉浦さんは60歳でピークが来た(股割りができた時)、羨ましいというのです。レベルが違い過ぎますが股割を介してオリンピックメダリストという雲上人と親しくさせてもらいました。鈴木さんもコロナ禍でジムを退所してしまいました。コロナは世界中を痛めつけました。貴重な人間関係も切れてしまいました。
ジムをやめて出来なくなっていた股割りをまた出来るようにと、ここ1週間せっせとやって久しぶりに頭が床に着くようになりました。実は頭を着けるより腹を床に着けることが本当に大変だし、重要です。
そしてコツコツと体力も付けて3年振りに山に挑戦です。
ここで新たに体力つけたり柔軟性高めたりするのってこの先にとって重要なことだろうと思うので心して取り組みます。
鈴木弘さん
頭だけ着いている股割り