陰気なおじさん

陽気でフレンドリーなのがイタリア人だと思っていたけれど。当然そんな人ばかりではないですね。
何となく冷たい視線の緑色の目のおじさんと、列車の向かいの人でしたが、神経質な感じでとても話かけられる雰囲気ではなかったおじさん。

それにしても人の絵ばかりが続きました。
旅行の絵と言えば風景が相場ですけど、人物を通して見える景色もあるんだなあと今更ながら思いました。

スペイン・アルヘシラス

スペイン最南端のアルへシラス。たまたま結婚式に遭遇して美しい女性の団体に出会いました。

この町でモロッコ行きの手配。いかにも怪しげな旅行店で交渉。
明日の朝7時、港の6号へ来い、そこでチケットを渡すという。
大丈夫かなと不安でしたが、無事チケットをもらい、モロッコ行きのフェリーに乗船できて初めてのアフリカに到着しました。
タンジェという迷路の街にいきました。
ワクワクハラハラの旅は楽しい。

スペイン・グラナダ

観るところも一杯あるスペインのアンダルシア地方ですが。そちらには目を見張るような美しい女性がごろごろいました。
今回描いたのはルネサンスの時代に生きていたらきっと、ラファエロやダビンチが描いたであろう人です。
見た瞬間にラファエロのモデルだと思いました。

イスタンブール

イスタンブール・ブルーモスク近くのサイドホテルで客引き(あやしくない)をしていたガムゼ。
かわいかったのでそのホテルに決定。この頃はいつもホテルも決めない行き当たりばったりの旅でした。
大学生で将来は旅行のコーディネーターをしたいと言っていた。
それから数年後、TVでトルコの旅番組を見ていたら、旅のコーディネーターとしてガムゼが出演していた。
夢がかなったんだとうれしくなった。

夏、スペインやイタリアを歩いていると,真っ赤や真っ白のワンピースを着たご婦人に良く会います。
パンツやブラウスも色鮮やかな赤い物をよく見ます。
みんなかっこよく見えます。
スペイン/セビリアにあるセビリア大学にいきました。ここは元たばこ工場でオペラ「カルメン」の舞台にになった場所です。
そこで肌の浅黒い真っ赤なパンツのカッコイイ女性がさっそうと歩いてきました。
おおっ「カルメン」だと思いました。

スペインでは真っ赤なズボンとカンペールの真っ赤な皮のスニーカーを買って履いていました。こんな事も楽しい思い出です。

人を通じて

旅の風景は描いたけれど,人物は少ししか描いてなかった。
描いてみると,以外に面白い。
人を通じて景色も思い出せる。
あくまでも私個人の思い出ですけど。
ベネチアのヴァポレット(水上バス)にいた黄色いご婦人。

トルコのおやじ

母のこともあって、長期間の旅行は控えていました。
長く感じた10年でした。
又、予定も決めないぶらぶらした旅に出たいものです。
しかしこの10年で旅行が恐いものに感じられるようになってしまいました。
また、私の行ってみたいところは危険な雰囲気のところが多いのです。
困ったものです。
久しぶりにトルコのオヤジを描きました。
街中にヒマそうなオヤジがごろごろいて、小遣い稼ぎによってくるヤツが多いのです。
怪しげですけどそんなオヤジを見ているのも楽しいものです。